2学期中間テストが多くの中学校で終わり、続々と素晴らしい結果が返ってきています。中間テストが終わってひと段落できる学年もありますが、3年生は11月に、志望校を決める全県摸試を控えています。

しかし中学校によっては文化祭や、駅伝などのスポーツ行事を控えている中学校もあるため、大切なテストに向けて何をしたらいいかがわからない生徒も多くいます。

全県摸試に向けて何をすればいいのか・・・残り約1か月でできることは限られています。必要なことを効率よくやっていく必要があります。

①メリハリをつけた学習

現代の子供たちに集中力の持つ時間は平均15分程度ともいわれます。(諸説ありますが、テレビ番組のCMまでが約15分なのでこのように言う専門家もいます。)ご家庭のお子様の学習を見ていて、頻繁に冷蔵庫を開ける・・・など見たことがあるかもしれません。時間は増やすことができないので、質を向上させていくことが大切です。100均などのクッキングタイマーが売っていますが、それを利用して時間を図り、集中している時間を増やしていきましょう。勉強時間を長くすることよりも、集中している時間を増やすことが大切です。

②目の前の一つ一つの課題を大切にする

実力テストの点数は前日に何かすれば大幅に上がるでしょうか?直前にこれをすれば絶対に点数が上がる!・・・という方法がないので、生徒も学校や塾の教師も悩みます。しかし、難しく考える必要はありません。実力テストの点数は1カ月、2カ月前、つまり『今日』何をするかによって決まります。では何か特別なことをする必要はあるのでしょうか。そんなことはありません。学校でも塾でも受験生がするべき課題はたくさんあります。『今日』勉強を普段よりも集中して取り組むことで『1か月後』の点数は変わってきます。

③残り時間は少ないと危機感を持つ

先ほどから話に出ている全県摸試が11/12(火)なので、あと27日(10/16時点)あるようにみえますが、本当にそうでしょうか。人間なのでご飯の時間やお風呂の時間、もちろん睡眠時間も取らなければなりません。1日10時間勉強したとして、全県摸試まで270時間、つまり約11日です。そして全県摸試は何教科でしょうか?もちろん5教科です。つまり1教科に使える時間はあと2日と少しになります。この時間は増えるのでしょうか。睡眠なしで勉強したり、食事なしで生きられれば可能かもしれませんが、それは人間なので不可能ですね。なので①の話ともかぶりますが、勉強を集中してする時間を増やすことが大切なのです。

 

学力にはこうすれば必ず点数が上がるという方法はありません。しかし近道はあります。それは地道に目の前のことを真面目に頑張ることです。11月の全県摸試は受験校がどこになるかを大きく左右します。目の前の課題にきちんと取り組みましょう!