いよいよ私立一般試験まで約2カ月を切った今大分の私立入試問題と公立問題の傾向、またはその対策法について少しお話ししたいと思います。

 

【私立入試の傾向と対策法】

私立入試は受験する高校で問題が違います。しかし、出題しているテストの傾向は似通った部分があります。それを教科ごとにピックアップしていきます。

英語→単語の語形変化や単語自体を書かせる問題が多く出題されます。もちろん長文も出るので、鍛えるべきは単語力でしょう。特に中1と中2までの単語は必須アイテムです。重要な熟語などもおさえておくとなお良いと思います。

社会→語句を書かせる問題が多く出題されます。教科書の太字の語句や主要な人物名、歴史は政治、公民は政治、経済までしっかり学習しましょう。

理科→文章題の問題が多く出題される傾向にあります。短文問題を多く練習しましょう。

数学→比較的解ける問題が多く存在します。ミスなく正解していくために、たくさんの問題を触れて、1回目に解いた時の正解率をあげましょう。

国語→文法問題や古文の問題は確実に取れる問題が多いです。国語の文法の復習、古文の単語・訳し方の練習をやりましょう。

 

【公立入試の傾向と対策法】

公立入試は少し問題の傾向と対策法は年々変わってきていますが、目指す学習法は明確です。

英語→大問2と大問4と5の長文がどれだけ解けるかがカギになってきます。過去の問題を解いて大問4と5の長文の形に慣れ問題を解くテクニックを身に付けましょう。

社会→地理・歴史・公民とも短文記述を練習しておくこと。統計表やグラフの読み取り問題も学習しておきましょう。

理科→問題文や実験の説明が増えているため問題の意図、実験内容をすばやく理解できるようにしておきましょう。各分野まんべんなく出題されるので基礎的な学力をつけておきましょう。

数学→大問1がどれだけできるかがカギになります。また各大問の(1)は必ずものにしましょう。図形は平面図形より空間図形の復習をやっておくことが高得点のコツです。

国語→文学的文章、論理的文章の問題を多く解き、現代文の問題に対して強くなりましょう。

 

【結論:共通して言えること】

テストには偏差値というものがついてきます。当然これが高い生徒が上位の高校を受験します。それでは偏差値が高い生徒は必ずしも他の生徒が解けなかった問題を正解しているのでしょうか。実は偏差値55~59までは、一般的な受験生が正解する問題を自分も正解するだけでたどりつくことができます。

よって高い順位(偏差値)と高得点を目指すなら、

 

「自分が必ず正解できる問題を確実に正解していく」

 

ということが重要になってきます。そのために身に付けなければいけないことは

 

「1回目の正解率を100%に近づける」

 

ことです。

この2点を意識しながら多くの問題を解き、自分が解ける問題を増やしていくことが合格への近道になります。