いよいよ今年度最初の大イベントである1学期期末テストが迫ってきました。生徒は高得点目指して勉強に取り組み、自分の限界と戦っている毎日です。彼ら全員が高得点を取ってくれることを信じています。さて、今日は期末テストが終わって夏期講習が始まるまでの7月、この時期に何をすべきかをお話ししたいと思います。

中学1・2年生の7月
中1中2の7月は2学期中間テストに向けた準備をしましょう。
1学期期末テストに関しては多くの生徒が高得点を取れる可能性があります。ところが2学期中間テストになるとほとんどの生徒が成績を落とします。それは点数だけでなく順位までも大きく下げる生徒もいます。なぜでしょうか。それにはいくつかの原因があります。まずは1学期期末テストと2学期中間テストを比較していきましょう。

(1学期期末テスト)
・準備期間 →春期講習、4月、5月、6月
・範囲   →比較的勉強しやすい範囲(そこまで広くない)
・やる気  →中1=初めてのテストに向けてやる気満々
       中2=学年が変わり、新たな気持ちで勉強に前向き

(2学期中間テスト)
・準備期間 →7月、夏期講習、9月、10月
・範囲   →1学期期末テストと同等かそれ以上、難易度も格段に上昇
・やる気  →期末テストで高得点を取っていればいるほど同じ量の努力しかしない

この2種類のテストの比較だけでも高い確率で点数、順位の下降が発生することが予想できます。特に2学期中間テストは1学期期末テストと比べて準備期間が短くなります。2学期中間テストの準備期間に7月を入れることがいかに重要で、さらに言うと7月にどれだけ中間テスト内容を理解(習得)しているかが鍵になります。Yes進学セミナーでは中1、中2生に対して7月に中間テストに向けた授業、夏期講習では1学期の復習+2学期の予習のカリキュラムで1学期に続き、2学期でも内申点の確保と実力向上の達成を目指します。

中学3年生の7月
中学3年生の7月は早めの実力向上(プレ夏期)+2学期中間テストに向けた準備です。普段の授業で中1・2と同様に2学期中間テストに向けての予習指導を行うことはもちろん、それだけではなく中学3年生に対しては早めの実力向上を目指していかなければなりません。その理由は夏期講習に入る前の偏差値にあります。その例として2人の中学3年生で比較してください。

(7月中に実力勉強を始めたA君)
夏期講習前の偏差値55 →夏期講習後の偏差値60

(夏期講習から実力勉強を始めたB君)
夏期講習前の偏差値50 →夏期講習後の偏差値55

どの生徒に対しても夏期講習での偏差値上昇値を平均5上昇すると仮定してみましょう。
7月中に実力勉強を始め、夏期講習前から偏差値を少しでも上げていたA君と、7月は何も勉強せず夏期講習から実力勉強を頑張ったB君。夏期講習で努力し、2人とも偏差値5上昇という素晴らしい結果を出しました。しかし、もしB君がA君と同じように7月から実力勉強を始め、夏期講習前の偏差値を55にしていたらどうなったでしょうか。夏期講習後にA君と同じ偏差値60になっていたかもしれません。夏休みは多くの中学3年生がいつも以上に勉学に励みます。少しの努力では大きな偏差値の上昇は見込めません。しかし、夏期講習前の偏差値を少しでも高いものにしておけば、さらなる偏差値の上昇も可能になってきます。

高い意識を保ち続けることの重要性
勉強に対するやる気を長い期間保ち続けることはとても難しいことです。しかし、高得点を取ったという結果が出たときが、今まで以上にやる気が出て、高い意識のもとで目標に向かう行動力が生まれます。そのチャンスの時期が期末テストの結果が帰ってきた7月なのです。
期末テストで成功した生徒はより高い目標に向かって己を鍛える行動を取らなければいけません。また、期末テストで満足のいく結果が出せなかった生徒は、悔しいという気持ちを勉強に向かうパワーに変えてリベンジに燃えてくれれば良いと思います。

7月は中学生にとってとても重要な時期です。その時期をどう過ごすかで今後の偏差値や内申点に影響が出ます。特に中学3年生は早めの実力向上に向けた行動を取り、学校で実施される全県模試で納得のいく結果を出せるようにしましょう。