こんにちは。新型コロナウイルスの影響で大分県でも小中学校の休校が続いている市もある中、生徒の皆さんは家庭での学習を進める時間が増えているかと思います。でも、家にはテレビやゲームやユーチューブや漫画や…、とにかく誘惑がいっぱい!なかなか思うように勉強を進められないという悩みを持つ生徒さんも多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、学習効果が上がるおすすめの勉強法を2つご紹介したいと思います!

 

インプットは夜、アウトプットは朝!東大生・京大生も実践してきた伝統的な時間別勉強法!!

 

 

この勉強法は“記憶”の特徴を活かしたもので、東大・京大に合格した多くの学生が実践してきた伝統的な勉強法です。

記憶は、大きく3つにわけることができます。 1.情報を脳内に保存する「記銘」 2.保存された情報を忘れずにいる「保持」 3.必要な情報を思い出す「想起」 “保持”は、脳が勝手にやってくれるので私たちにできることはあまり多くありません。しかし“記銘”と“想起”、つまり“インプット”と“アウトプット”は、方法次第で効率がぐんと変わってきます。

記憶は、睡眠中に整理されます。そのため、ある程度インプットしたら、疲労感に任せてそのまま寝てしまえば、あとは勝手に脳が記憶を定着させてくれるので、夜寝る前のインプットはとても効率的です。

また、朝は体調が良く、身体に疲労がないため、エネルギーを脳に十分使って活動することができるため、アウトプットは朝に行うことで効率をあげられます。

 

つまり、以下のように勉強すれば効率的!

「夜は暗記、朝・昼に問題を解く!」

 

夜は昼間に塾で習ったことの暗記を中心に勉強を進めてみてはいかがでしょう?

 

英語以外でも効果あり!?まさかの音読暗記法!!

とはいっても、勉強したことが全然頭に入らない…、とお悩みの方々へ。こんな暗記法はいかがでしょう?それは、「覚えることを、とりあえず15分音読する」というもの。みなさん、小学校のときに九九を覚えましたよね。その際、何度も繰り返し声に出して覚えていったはずです。「とりあえず音読」もそれと同じ要領でやります。

 

でも、黙読でいいんじゃないか?いいえ、音読には以下の2つのメリットがあるんです。

1つ目は、声を出すこと自体が集中していなければできません。集中することで記憶も効率的にできます。

2つ目は、黙読に比べて、音読は脳の部位をたくさん使うため、長期記憶に残りやすいそうです。声を出すという運動を行い、さらには自分が発声した音を聞くことが記憶の定着につながります。

 

ところで、上で「15分間とりあえず音読」と書きましたが、この15分にも訳があります。それは、音読を楽しくするため。音読はある意味で単純な作業ですので、はじめはあまり楽しくないかもしれません。しかし、始めてから10分ほど経つと、脳の側坐核という部分が刺激されだんだんと楽しくなってくるのです。楽しくなければ、このあと勉強しようという気持ちも湧いてきませんから。

 

このように音読はなかなか進まない家庭学習を前に進める効果があるといえます。音読といえば英語学習ですが、暗記する情報が多い理科や社会も音読で学習効率アップを試してみてはいかがでしょう?

 

以上、ご紹介した学習法が家庭学習の参考に少しでもなれば幸いです。今回は2つの勉強法をご紹介しましたが、ほかにもご紹介したい勉強法がありますので、機会があればお伝えしますね!