みなさんこんにちは!
冬休みも終わり、3学期が始まりました。
1月14日(土)には高専の推薦入試、2月1日(水)には公立高校の推薦入試が行われます。

多くの高校の推薦入試の内容は、「小論文」と「面接」です(学科試験がある高校もあります)。過去に出題された内容等をしっかりと吟味し、対策をしていく必要があります。
推薦入試間近になり、熱心に小論文や面接の練習をしている生徒を目にします。
そこで今回は、「小論文」と「面接」についてのアドバイスをお伝えしたいと思います!

「小論文」

・自己PR
自己PR型の小論文は、自分の良いところを相手に押し付けてしまう文章になりがちです。もちろん「自分が中学校で頑張ったこと」を伝えるのはとても大切です。しかし、自分のことばかりを書いても高校側は面白くないでしょう。自分のことは適度にアピールして、「高校のどういうところに魅力を感じたか」という思いを伝えてあげることが大切です。これを「好きな人に告白する感じで書く」と伝えています。せっかくの自己PRのチャンスなので、「自分はこの高校に行きたいんだ!」という気持ちを伝えましょう!

・テーマ型
テーマ型では、与えられたテーマの基本的な知識や情報ばかりを書きがちになってしまいます。あなたが書いた文章を読む相手は、大体のことを知っています。もしかしたら、より専門的な知識を持っている可能性もあります。話を広げていくうえで、基本的な知識や情報は必要ですが、あくまで試験なので、見られているポイントを意識して書きましょう。大切なのは、「論理の流れ」と「自分の意見」です。これは、自分が書いた文章が「読みやすい」か、そして、「読みごたえ」があるかを考えるように伝えています。

「面接」

高専では、「数学と理科の好きな分野」「モノづくりに興味があるか」など高専ならではの質問内容が聞かれます。各高校出題される質問は異なりますが、そこで面接官に良い印象を与える応答が出来るかがとても大切です。面接は小論文とは違って、実際に相手と向き合って受け答えをしていきます。一見全く違うように思われるかもしれませんが、面接と小論文に共通していることして、「相手がイメージしやすいか」という部分が重要になっていきます。例えば、趣味について聞かれたとき、日常会話なら「読書です」でいいですが、よりイメージしやすく伝えるため、「魅力」や「どのようなことに生かされているか」を付け加えると、あなたが何を意識して読書をしているかということが伝わります。聞き手がイメージしやすいように回答に「具体的な内容」を付け加えて答えてみましょう。

とはいえ、面接は「人間性」を最も重視するので、相手の方を見て、ハキハキ受け答えができれば思いは伝わります。

と、ここまでアドバイスを書いてきましたが、推薦入試は非常に狭き門でもあります。
推薦入試は高校へ合格するための方法の1つです。
推薦入試の対策に力を入れすぎて、もう1つの方法である「一般入試」の準備、つまり5教科の入試対策を疎かにしないように、並行して勉強を頑張っていきましょう。頑張れ受験生!