長いようで短かった夏期講習も終わり、中学3年生だけでなく中学1・2年生にとっても重要な2学期が始まりました。2学期は中学生全員が多忙な毎日を過ごしていく時期になります。どんな過ごし方をしていけば満足する成績=結果が出せるか、提案をしてみたいと思います。

 

中学1・2年生の2学期

中学1・2年生の2学期は部活が忙しくなるだけでなく、修学旅行や文化祭など多くのイベントが存在します。その中で中学1・2年生が必ず結果を出さなければいけないのが「中間テストで好結果を出すこと」です。難易度が上がり、試験範囲も広くなる2学期期末テストで好結果を出すことは、とても難しいことです。しかし、副教科のテストがなく、範囲もさほど広くない中間テストこそ好結果を出せるチャンスです。しかし、1学期に比べて圧倒的に足らないのが準備期間(時間)です。早い時期からの準備と実践問題をどれだけ多く解くかが必勝のカギになります。

 

(作戦)

  「試験範囲を予想して」「5教科の」「ワーク」を終わらせましょう。 

   先生のプリントや予想問題など、より実践的な問題に触れていきましょう。

   解けない問題がなくなるまで何度も解きましょう。

 

 

中学3年生の2学期

中学3年生の2学期は「実力養成と内申確保」が要求される時期になります。実力養成では11月に第2回県模試があり、そのデータをもとに志望校の決定がされていき、内申確保のために2学期中間テストだけでなく、期末テストも高得点をねらっていかなければなりません。

 

(作戦)

  • 実力養成→普段の実力テストで間違った問題を解ける問題にしていく努力をしましょう。

 

  間違った問題をどれだけ解ける問題にするか、答えが自分で出せるまでやりましょう。

  塾では合同模試や全県模試の過去問に取り組ませます。

  • 内申確保→ワークは完璧に解けるまで繰り返し解きましょう。

 

 

これらの作戦を実行するためには

今まで述べてきた作戦を成功させるために必要なもの、それは時間です。ワークを終わらせる、繰り返し解く、間違った問題をできる問題にする、どれを行うにしても多くの時間と労力が必要になります。しかし、これらを達成すべく勉強していくにあたって、勉強時間を夜に集中させるのは、問題があります。睡眠不足や集中力の低下・作業の遅れなどです。これらの問題をできるだけ発生させずに計画通りに勉強を進める方法、それは「勉強時間の分散化」です。多くの中学生が勉強時間に使っていない時間があります。それは学校から帰ってきたときの夕方の時間です。この時間は脳が活発に働くにも関わらず多くの受験生がこの時間、何もせずに過ごしています。学校から帰って夕ご飯を食べるまでの時間、この時間を勉強時間に充てるのが「勉強時間の分散化の第一歩」です。個人差はあると思いますが、1日のうちで無駄に過ごしている時間が必ずあるはずです。その時間を自分で見つけ出し、もしくは作り、1日の勉強時間の増加に励んでみてはどうでしょうか。今より必ず効率が良い勉強時間をおくれると思います。

 

最後に

大事なのは時間だけではありません。「密度」が重要です。1時間の間にどれだけの問題を解き、どれだけ学力向上を成し遂げたか?毎回、毎日が真剣勝負です。時間だけでなく「密度」にこだわる勉強を目指しましょう。好結果が出せた2学期に必ずなるはずです。ともに頑張りましょう!