こんにちは。大分の学習塾Yes進学セミナーの矢野です。
本日は、入試における内申点の重要性について、お伝えしたいと思います。

そもそも内申点とは、簡単に言うと「通知表の点数」です。
現在、中学校の通知表は、国語、数学、理科、社会、英語、音楽、美術、保体、技術家庭の9教科を、5段階の評価であらわされています。
評価基準は各学校、各教科の担当教諭によって異なりますが、基本的には「定期テストの点数」と、授業態度や提出物などの「平常点」の合計から算出されます。
一昔前までは相対評価と言って、学年全体の何%が“5”、何%が“4”とその評価を得る生徒の人数が決められていました。
つまり、どれだけ頑張っても学年全体の成績がいいのであれば“5”は取りづらく、またどう頑張っても“1”の評価がつく生徒がいるということです。

しかし現在は絶対評価と言って、“5”を取れる人数に規定はなく、生徒個人個人の成績をより正確に判断するようになりました。
極端なことを申せば、学年の全員が“5”になることも、全員が“1”になることもあり得るということです。

ここで意識していただきたいのは、保護者世代の数字と、現在の数字で意味が大きく異なっているということです。
以前の評価基準では学年の数%に必ずついていた“1”という数字は、現在の評価基準ではめったにつくことはありません。
ですから、“2”という数字が「授業にきちんと臨めていない」、「理解度が悪い」という評価になっているのです。
これはあくまで塾講師としての経験則ですが、実業系(大分工業、鶴崎工業、大分商業、情報科学…)の高校では、入試において通知表の合計より、中身の“2”を見ている節があります。
後述しますが、大分県の入試制度において通知表の合計は非常に重要です。
しかし、実業系の高校を志望校とする場合、その内訳にも気をつける必要があるのです。

さて、入試における内申点の意味とはどんなものでしょう。
『高校入試の合否はあくまで入試の得点で決まる。もし点数が同じ生徒が並んだ時だけ内申点を見る。』
こんな風に考えている方はいらっしゃいませんか?
実はこれ、大きな勘違いです。

大分県の入試制度は、『内申点と入試の得点の合計で合否を決める。』と、県教育委員会が発表しています。
多くの高校が、内申点3割、入試の得点7割の配点で合否を決定しています。
通知表の得点を内申点に換算するには、以下の計算を行います。

1年生の主要5教科(国、数、英、理、社)×5段階+実技4教科(音、美、保体、技家)×5段階×2=65点
2年生の主要5教科(国、数、英、理、社)×5段階+実技4教科(音、美、保体、技家)×5段階×2=65点
3年生の主要5教科(国、数、英、理、社)×5段階×2+実技4教科(音、美、保体、技家)×5段階×4=130点
合計260点満点

内申点において主要5教科より副教科の方が得点が高く見られるということ、中3の通知表の得点の方が中1・中2より高く見られること、が計算式から分かります。
では、実際にはどれくらいの差が生まれるのでしょうか。

昨年度の卒業生から得た情報では、20点近くの得点差を覆して合格した生徒がいました。
しかもそれは、中下位の高校だけではなく、上位の高校でも起きています。
つまり入試までに獲得した内申点によっては、入試でうまくいったとしても不合格になるリスクが高いと言えます。
何点をとれば合格するかというボーダーラインも生徒によって異なります。
言い換えれば、中1、中2の通知表によっては、受験できる高校が狭まってしまう恐れがあるということです。
いかに内申点が合否を決めるかお分かりいただけるかと思います。

では、通知表の点数を上げるにはどうすればよいのでしょう。
まずは、「学校の授業に前向きに取り組む」ことです。
内申点の一部は、授業態度や、発表、提出物、授業ごとに行われる小テストなどで加算されていきます。
特に副教科に関しては定期テストが行われないものも多く、これらの評価が多くを占めることになります。

しかし何より大事なのが、「定期テストで高得点を取る」ことです。
いかに普段の授業態度がよくとも、定期テストで点数が取れなければ評価は下がってしまいます。
特に1学期と3学期には、定期テストが学期に一度しか実施されません。
ここで失敗してしまうとそれまでの努力が水泡に帰す結果となってしまいます。

そこでYes進学セミナーでは、徹底的な定期対策指導をしております。
通常期の授業は、学校に先行して予習授業を行い、学校の授業での理解度を高めます。
定期テストの出題に関わる学校指定の副教材にも、計画的に取り組ませていきます。
そして、定期テストの2週間ほど前から、各学校の進度に合わせた演習を行っていきます。
それぞれのテストに合わせた日程となるので、来塾曜日や時間帯が変わったりする場合もありますが、その分、圧倒的に頑張らせます。
内申点の重要性と、定期テストの意味を何度も伝え、生徒の意識から変えていきます。
その結果、生徒によっては定期前の頑張りで、爆発的な成績上昇を成し遂げることも可能です。

6月末に行われる1学期期末テスト。
通知表のために大切であることは分かっても、今は体育祭の時期です。
なかなか勉強に集中できないのではないでしょうか。
ただ、体育祭が終われば、市総体に向け部活の練習もハードになっていきます。
嫌な勉強から逃れようとする心理は分らなくもありません。
しかし、継続的な学習習慣を身に着けるためにも、忙しい時こそ塾に来てほしいと考えています。
先の入試を見据え、内申点確保のためにも、早いうちからYesに来ていただくことをお勧めします。