大分の学習塾、Yes進学セミナーの矢野です。
今回は、大分県の高校入試の制度についてお伝えしたいと思います。

高校入試には大きく三つの制度があります。
一つ目は特奨入試
もっとも試験時期が早く、私立高校でのみ行われる入試です。
問題も大変難しく、特に東明高校の特奨入試は中学校によっては合格者が出ないこともあります。

二つ目は推薦入試です。
私立高校では特奨入試と同じ日に行われ、高専や公立高校では一般入試に先駆けて行われます。
適性検査が行われるところもありますが、基本的には面接と小論文、内申書、内申点によって合否が決まります。
高専や、公立高校では、部活や生徒会活動など、特筆すべき成績があれば合格の可能性が高まるのが特徴です。
私立高校の推薦入試は、専願入試とも呼ばれ、一般入試よりも合格ラインを下げることができます。

そして三つ目が一般入試です。
三つの入試制度の中で一番最後に行われる入試で、ほとんどの生徒がこの一般入試での合格を目指します。
一般入試は5教科の試験を受けて合否を決します。
高専の一般入試はすべてマーク式で、各教科100点満点のテストです。
私立高校と公立高校では、各教科60点満点のテストとなります。

ただし、高専と公立高校においては、5教科のテスト結果だけで合格できるわけではありません。
5教科のテスト結果に、通知表の点数である内申点を合わせて合否を決めるのです。
これはよく勘違いされるのですが、テストの結果が同点の時に内申点を比べて合格者を決めるわけではなく、テスト結果にあらかじめ内申点を足して結果を出しています。
ですから、仮に入試で失敗したとしても、内申点が高ければ結果を覆して合格する場合もありますし、実力的には妥当な偏差値の高校であっても、それまでの内申点によっては下げざるを得ない場合も出てくるのです。

今年(2021年3月実施)の入試では、普通科の高校で倍率が高く、実業系(工業、商業、福祉)の高校で倍率が低い傾向でした。
大学入試変更の影響もあり、大分県の公立高校入試でもこれまで以上に文章を多く読ませ、より思考力、発想力、表現力を問うようになりました。
その結果、平均点自体は上がり、成績の二分化が一層進んだのです。
受験偏差値は普通科の高校の方が高い場合が多いため、今後もこの傾向が続くのであれば、内申点の重要性はさらに高まっていくことになります。
なぜなら、主に大学進学を目指す普通科の高校には、似た成績層の受験生が集まるため、入試での点差が付きにくいのです。
中学の間でどれだけ高い内申点を確保できるか、これまで以上に普段の学習姿勢が問われるのです。

内申点を上げるためにできることは非常にシンプルです。
・授業態度をよくする。
・提出物を期限内にしっかり出す。
・積極的に授業に参加(発表など)する。
・そしてなにより大切なのは、定期テストで高得点をとる。
つまり、中学1年生、2年生の間からできる入試対策は、多くの入試問題を解くことでも、知識量を増やすための暗記をすることでもなく、「定期テストで高得点をとる」ということです。

Yes進学セミナーでは、定期テスト対策に力を入れています。
1年間でもっとも点数を取りやすい1学期期末テストが、各学校6月末に行われます。
そこで過去最高得点を目指せるよう、春休みから準備を行っております。

直近のイベントといたしましては、1学期期末テストの予行演習として、6月上旬に塾内中間テストを実施します。
こちらは、現在塾に通っていない生徒様も、無料で受験することができます。

中学1年だから、受験はまだ先の話だから、部活が終わってから勉強に力を入れればいい、そんな時代は終わったのです。
高校入試対策、定期テスト対策は、大分の受験に強いYes進学セミナーに、どうぞお任せください。