こんにちは。
もう夏休みが終わってしまいましたね。。
そろそろ共通テストの願書を出し始める時期でしょうか。
ここからは二次試験や共通テストに向けてノンストップで頑張りましょう!

今回は医学部を目指す高校生に向けて、何か参考になればと思い、ブログを書かせていただきます!

初めに、受験の流れについて簡単に説明したいと思います。
(※「大分大学医学部医学科」を例に説明させていただきます。)
まず、入試の方式が「総合型選抜(一般枠、地域枠)」と「一般選抜(前期日程、後期日程)」の2つあります。前者はわかりやすい言葉で言うと「推薦入試」のことです。最近までは、「AO入試」と呼ばれていたので、その方がピンとくる人はいるかもしれません。
大分県の高校生であれば、基本的には総合型選抜も一般選抜もどちらも受験する人が多いでしょう。出願を忘れることがないよう、しっかり大学の募集要項を読むことをおススメします。
総合型選抜(一般枠、地域枠)を受験する人は、共通テストより前に出願をしなければなりません。今年度は、11月1日〜5日が書類提出の期限になっています。
※地域枠受験者は、例年6、7月頃に出願に必要な地域医療実習を行うための手続きがあります。(今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、課題文に変更になっています。)
一般選抜を受験する人は、共通テスト後に出願があるので、自分の点数と相談して、出願を考えてもらえたらと思います。
それ以上の詳しい情報は、大分大学のHPに募集要項が掲載されていると思いますので、受験を考えている人はそれをよく読むようにしてください。また、高校の先生とよく相談するといいと思います。

以下に私(医学部在学中)の経験談を述べさせていただきます。

・受験で苦労したこと
私は、AO入試(総合型選抜)と一般選抜の両方を経験しました。
AO入試では、出願書類にある「自己推薦書」に苦労した記憶があります。志望理由をしっかり考えたことがなく、いざ志望理由を書こうと思っても、うまく文章にできませんでした。現段階で医学部を考えている人は、自分がなぜ医学部を志望するのか、を考える時間を作っても良いのではと思います。また、自分のアピールポイントを表現する力も必要です。これらは、自己推薦書だけでなく、面接試験でも一番最初に問われることが多いです。試験前に慌ててアピールポイントを見つけ出す(作り出す)人もいるとは思います(笑)。ですが、推薦入試で一度、自分を見つめ直す機会を設けてみるといいと思います。推薦入試を考えたことがない人もぜひ検討してみてください。自分の思いが固まってくると、自然とモチベーションが上がり、受験勉強にもプラスに働くと思います。
勉強は、正直大変でした(笑)。センター試験(共通テスト)では、合計85〜90%以上もの得点率を要求されますし、倍率も高いです。もう2度と味わいたくないとは思いますが、受験生の期間に、このプレッシャーに耐えるだけのメンタルはとても鍛えられたと思います。大変でしたが、成長できた部分もとても多かったです。

・医学部に入ってから
医学部は、一般的な他学部とはカリキュラムが異なります。一般的な学部は、自分の受けたい講義を選択し、受講するという形ですが、医学部は、受ける講義が指定されています。そのため、自分で自由な時間割を作って、講義のない曜日を作ることはできませんし、決められたスケジュールをこなす必要があります。また、その大学の医学部のカリキュラムによっても異なりますが、2、3年生で学習する基礎医学、臨床医学の講義は基本的に講義予定がパンパンに詰まっており、4、5年生では、毎日朝早くから臨床実習が行われます。2年生以降は夏季休業等の長期休みも期間が短くなっています。試験も多いです。
これを聞くと、大変なイメージしか植え付けかねませんので、良いところも紹介したいと思います(笑)。まず、医学部医学科は基本的に医師免許を所得するということが目的です。そのため、自分たちが受ける講義が、将来に直結するという点では他学部と違って、大学に行くモチベーションになると思います。また、単純に膨大な医学知識を学習できるので、話題の医療ニュースに興味を持ちやすくなったり、今話題の感染症について詳しく学べたりするのは医学部ならではだと思います。さらに医学部は6学年制なので、入学から卒業までの期間が長いです。その間に、様々なことに挑戦することもできると思います。

医師になりたいという志さえあれば、とても学びがいがあり、楽しい学部だと思っています。現段階で、将来医師になりたい人や、将来医学研究をしたい人は、是非、医学部を目指してみてください。