教育学部を目指すにあたって

 

夏休みが終わり、多くの高校生が進路について考えている時期だと思います。特に高校三年生はそろそろ志望校をしっかり決めて、勉強に集中しなければいけません。そこで、現在、教育学部を志している、または志そうか悩んでいる高校生の皆さまへ、教育学部に入って良かったと思うことと大変だったことを以下の通りまとめました。皆さまの進路を決定する際の参考となれば幸いです。

 

【教育学部に入って良かったこと】

先生になるためのカリキュラムがしっかりと組まれている

教育学部は先生になるための学部です。指定された単位を取ることができれば自動的に教員免許を取得することができます。他の学部に比べて、カリキュラム内に教育実習が含まれているため、不必要な単位を取る必要がありません。そのため、教員になるに当たってスムーズな単位取得が可能です。

 

コミュニケーションを取ることが得意・好きな人にはもってこい

教育学部は他の学部と比べて、教育実習や講義の中でのグループディスカッションなど、コミュニケーションを積極的にとる講義が多く含まれます。教育学部に入られた学生は、相手の話を聞いたり、自分の意見を述べたりすることが好きな人が多い印象です。そのような彼らと一緒に大学生活を過ごせば、自分自身の考え方の幅が広がることは間違いなしです。さらに、他の学部に比べて、「教師になる」という同じ夢に向かって進んでいく仲間がたくさんいます。先生になりたいという強い思いを仲間と共有し、切磋琢磨して励むことができます。

 

【教育学部に入って大変なこと】

教育実習

教育実習では、一つの授業を作るに当たって、

「指導案作成・授業プリント作成・板書計画作成・授業練習」

少なくとも、これらを準備しなくてはいけません。

もちろんこれは授業だけの話です。これ以上に児童・生徒の学校生活もしっかりとサポートしなくてはいけません。教育実習は“実際”に“学校”で“先生”として行われるので、しっかりとした準備が必要になります。

 

進路変更

教育学部の講義は、ほとんどが先生になるためのものです。他の学部が就職活動を行っている時期に実習や講義が入っており、思ったように就職活動をする時間を作ることができません。このため、「教師になること」から「一般企業に就職する」と進路変更をする場合、他学部より少しだけ就職活動が困難になります。教員という道を残しながら企業も受けることは、決して不可能ではないですが、よく考えて教育学部へ入学することをおすすめします。

 

以上が、主な内容になります。教育学部に限らず、自分のなりたいものをしっかりと見据えたうえで、自分に合った学部の選択を心がけましょう!Yes進学セミナーでは生徒の皆さまの進路についての相談も、いつでも親身になって、お受けいたします!