高校生向け 東京大学を目指す受験生へ

Yes進学セミナーで主に英語と国語を担当している川崎と申します。私は1浪した結果、2000年に東京大学文科Ⅲ類に入学、2005年に同大学文学部をなんとか卒業できました(汗)。今回は、そんな私が東京大学入学を目指して頑張っている生徒の皆様に向けて、自分が実際に感じた「東大に入るメリット」を3つご紹介したいと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです!

1.全国立大学統一の学費で、日本で最高レベルの講義を受けられる!特に理系に関しては、世界最高水準の研究設備が利用できる!

まず、東大の学費なのですが、文部科学省によって決められており、年間535,800円です。これは全国のどの国立大学に通っても全学生、文系理系を問わず同額です。一方、文部科学省が発表している各国立大学への運営費の割り振り(令和1年度版)によると、東京大学が圧倒的に金額が多く全国立大学の中で1位です。その金額はなんと年間822億円!交付額第2位の京都大学(561億)に比べても261億円も多いです!大学にかかわっている人数(学生数、教授数、事務員数など)の差はあると思いますが、明らかに国としても東大にはお金をかけています(笑)

これのことは、東京大学内での研究の質や研究設備の質に反映されます。特に、理系では超高額な最先端の研究機器がそろっているので、最高の環境で研究を満喫できます!私は文系でしたが、所属していた哲学科の研究室は触ったら崩れるんじゃないかというくらいボロボロでした…。文系理系の学費は同額なので、最先端の設備に囲まれて勉強している理系の友人が正直うらやましかったです。

メリット1!⇒払う学費に対して受けられる「教育」の質は全国の国立大学の中でも抜群です!コスパ高っ!

2.大学でできた友だち(東大生)は超優秀で、彼らとの交流は刺激に満ち溢れている!

私はサークルを二つ経験し、そこで出会った東大生と今も交流があるのですが、彼らは相当に頭がいいです。灘、開成、麻布、筑駒、ラサール出身など、錚々たる高校出身です。当然、記憶力も桁外れで、僕の同じ高校の友人は円周率をおそらく100桁目まで暗唱できていましたし、理Ⅲ(医学部コース)のサークルの先輩はミトコンドリアについて立て板に水を流すように3分ずーっと早口で説明してくれました(笑)僕なんてミジンコだな…と思いながら、彼らに追いつけるよう日々頑張っていました(苦笑)

では、彼らの性格はどうかというと、皆さん、いたって「普通」です。みんな冗談も言うし、昔は好きな異性の話もしました。ただ、勉強や物事への取り組み方や考え方、出してくるアウトプットは実に高レベルで、非常に刺激になりました。

一緒にいて楽しくて、尊敬もできて刺激にあふれる、そんな魅力的な方々と友達になることができる。これは一生ものの財産ではないかと思っています。

メリット2!⇒大学でできた友人からもらえる刺激は一生もの!

3.「東大出身」という肩書の破壊力!

最後はこれです。これが一番のメリットかと思います!

東大を卒業すると、「東大出身」という肩書を名乗ることができます。これは就職活動の際に、特に有利に働きます。

約4年間の大学を卒業した後,、ほとんどの学生は就職をし、恐らく40年以上何かしらの仕事をしていくことになります。希望する企業に採用してもらうためには、他の志願者を霞ませるような強力な自己PRが必要です。その点、履歴書に「東京大学卒」と記載すれば、企業はそれをもとに採用前から一定のプラスの評価(優秀なのかな、頭いいのかな、努力家なのかな、など)をその志願者に与えてくれます。つまり、「東大卒」という肩書が強力な自己PRの一つとなり、採用のハードルが格段に下がるのです。

また、これは自分でも実感したのですが、同じ大学出身の先輩たちが働いている省庁や企業へは、相当に就職がしやすいです。ちなみに、私が企業に就職できたのも、実は自分を担当してくれた採用担当者が東大出身だったからでした。(同じ大学同じ学部出身ということで、とても目をかけていただきました)

省庁(東大出身者ばかり)での勤務、関東での就職や昔は公務員だった企業(NTTグループ、JR、JT、電力、ガスなど)への就職を希望されている方は、是非東大を目指すことをお勧めします。

メリット3⇒人生における重要イベント「就活」において東大ブランドは強力な自己PR!

以上になります。長々となりましたが、少しでも東京大学に興味を持っていただければ、嬉しいです。よろしくお願いいたします。