「推薦入試を受けるひとへ」

 

1/15(土)には高専の推薦入試、2/1(火)には公立高校の推薦入試が行われます。

多くの高校の推薦入試の内容は「小論文」と「面接」です(学科試験がある高校もあります)。日数が近づいてきて、小論文の添削や面接の相談をされることが多くなってきました。そこで、最近伝えたアドバイスをいくつかご紹介します。

 

「小論文」

・自己PR

生徒から添削を頼まれた際に、私はよく、「好きな人に告白をする感じで書く」と最初に伝えています。その意味は、「自分が頑張ったことばかりを書く」のを防ぐためです。もちろん、自分が頑張ったことを書くことは必要なのですが、多すぎてもダメです。「相手(高校)のどういうところに魅力を感じたか」という思いを伝えることも大切なことです。せっかくの自己PRのチャンスなので、「自分は受験する高校に行きたいんだ!」という気持ちを伝えましょう。

 

・テーマ型

テーマ型でありがちなのは、テーマの基本的な知識・情報ばかりを書くことです。読む相手は大体のことは知っていますし、もしかすると専門的な知識をかなり持っているかもしれません。話を展開する上で基本的な情報は必要ではありますが、あくまで試験なので、試されているポイントがあります。大切なのは、「論理の流れ」と「自分の意見」です。(添削の際に、私はよく「読みやすさ」と「読みごたえ」と言っています)

 

「面接」

例えば、「ここまでどうやって来ましたか」のような、よくわからない質問がくることもあります。日常会話なら「自転車で来ました」でいいですが、小論文と同じく、面接も試験です。ポイントは相手にイメージできるように伝えることです。例えば先ほどの質問に「時間」や「経路」を加えてみると聞き手もよりイメージがしやすくなると思います。ある程度「具体的な内容」をつけて答えてみましょう。

とはいえ、面接で何よりも大切なことは「人間性」なので、相手の方を見て、ハキハキ受け答えができれば大丈夫です。

 

と、ここまでアドバイスを書いてきましたが、推薦入試は非常に狭き門でもあります。推薦入試は高校へ合格するための方法の1つです。推薦入試の対策に力を入れすぎて、もう1つの方法である「一般入試」の準備、つまり5教科の入試対策を疎かにしないように、並行して勉強を頑張っていきましょう。頑張れ受験生!