Yes進学セミナーでは保護者の皆様方の多大なご協力のもと、対面授業と並行して「ZOOM」を用いた双方向オンライン授業を実施しています。生徒のみなさんの新しい技術への対応力はすばらしく、こちらの想定以上に使いこなしてくれております。約1年半ほど運用してきた今、塾として提供できる新しい授業形態としての気づきと、ご利用いただく上での注意点をお伝えしたいと思います。

○オンライン学習のメリット

感染症対策の他に、オンライン授業を取り入れてよかった点があります。まず、とりわけ遠方からの通塾生の出席率が増加したことです。台風や雪などで、来塾できない場合、オンラインで授業に参加できるようになりました。送迎の兼ね合いで欠席するしかなかったところ、在宅学習という選択肢が得られたことは、大きな意義があると思います。

また、オンラインの場合、次回連絡や教材の確認など、教師と個別に話すコミュニケーションの機会も多くなります。もちろん、授業中も教室にいる生徒と同じようにあてられたりすることもあるので、クラスのみんなを意識して、緊張感をもって授業に参加できます。

 

○オンライン学習を受けるうえでの注意点

教師一同、オンラインと対面で、差の出ないような授業を心掛けておりますが、在宅学習という性質上、生徒の集中力、学習姿勢によっては、授業の理解度に大きな差が生まれてしまいます。授業中の居眠り、内職(授業以外の問題を解く)、ぼーっとするなど、集中力に欠ける行為が見られた場合、対面授業では教師が即座に対応することができますが、オンライン受講では対応が難しく、気づけないこともあります。カメラで、授業を受けている自分の姿を映すように伝えてはいますが、画角の外の死角は多く、ペンの動きは見えても内容までは把握することはできません。授業に臨む姿勢は生徒個人の良心に依る部分が大きいです。

また、やむを得ない場合を除き、授業中は飲食・私語等、集中の途切れる行為はしてはいけません。自宅、自室という「くつろぐ場」では、塾に来ているとき以上に、「集中して受ける」ことを心がけましょう。

定期テストが近くなると、普段使っているテキストとは別に、プリントを配布してテスト対策をします。オンラインで対策をする場合は事前に電話連絡をして、可能な限り、事前に教材を取りに来ましょう。

今後もオンライン授業を継続していくにあたって、よりよい指導をできるよう、教師一同、精進してまいります!